
以前のトピックスで「リスティング広告の仕組み」についてご紹介いたしましたが、今回はリスティング広告の広告表示オプションについてご紹介します。
リスティング広告の掲載順位の決め方は広告ランクというポイントの数値で結果が決まるとご紹介しました。
広告ランクを上げるためには
1.上限クリック単価を上げる
2.品質スコアを上げる
の対応が必要となります。
前回お伝えした品質スコアを上げるための推奨とされるポイントのひとつに、「広告表示オプションの設定を行う」があります。
このコラムでは、その広告の表示オプション機能についてご紹介します。
「広告表示オプション機能」は、簡単に言うと広告の基本情報(タイトル、説明文、表示URL、最終リンク先URLなど)以外のコンテンツを、広告の下部に追加して表示できる機能です。
コンテンツを追加することで、広告が表示される可能性や視認性が高くなり、広告効果の向上も期待できるため、結果として品質スコア向上につながるとされています。
広告表示オプションで表示可能な要素の代表的なものを紹介します。GoogleとYahooで内容はほぼ同じですが名称が異なっています。
●サイトリンクオプション(Yahoo名称:クイックリンクオプション)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
テキスト広告のリンク先とは異なるURLへのリンクを表示できます。
サイトリンクオプションをクリックしたときに課金されます。
●コールアウト表示オプション(Yahoo名称:テキスト補足オプション)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
リンクを設置しないテキスト文章を表示でき、「送料無料」など他とは異なるサービスをアピールすることが可能です。
Yahooのサポンサードサーチ広告での表示例を以下に示します。
※出展:Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1033
●構造化スニペット表示オプション(Yahoo名称:カテゴリ補足オプション)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
商品やサービスの特性に合わせた補足カテゴリを選択し、カテゴリに沿った内容の語句を表示できます。
※出展:Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1033
●電話番号表示オプション(Yahoo名称:電話番号オプション)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
電話番号を表示でき、スマートフォンで広告を表示した場合は、電話番号をタップすると電話をかけることができます。
電話番号をクリックしたときに課金されます。
※出展:Yahoo!プロモーション広告 ヘルプ
https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1033
●価格表示オプション(Googleのみ)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
商品やサービスの詳細を表示することができ、各項目に対してリンク先を設定することができます。
価格表示オプションをクリックしたときに課金されます。
※出展:Google広告 管理画面プレビュー
●住所表示オプション(Googleのみ)
テキスト広告の下に追加することができる広告オプション。
テキスト広告の下に会社や店舗の住所、地図、または距離を追加表示できます。
住所をクリックしたときに課金されます。
※出展:Google広告 ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/answer/2404182?hl=ja
●アプリリンク表示オプション(Googleのみ)
テキスト広告にモバイルアプリやタブレットアプリへのリンクを表示できます。
アプリリンクがクリックされたときに課金されます。
※出展:Google広告 管理画面プレビュー
他にも複数ありますが、主に見ることが多い機能をご紹介いたしました。
このようにすべての設定は難しいと思いますが、自社でできるオプション設定を選定し実施することが品質スコアを上げるポイントになるかもしれません。
ぜひ参考にしてください。
リスティング(オンライン)広告についてのお悩みや課題がございましたら、是非一度、ご相談ください。貴社の課題解決につながるご提案をお話しさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。