
以前のトピックスで「リスティング広告をはじめる前の確認ポイント」についてご紹介いたしましたが、今回はリスティング広告の掲載の仕組みについてご紹介します。
リスティング広告は、検索サイトで、指定したキーワードが検索されたときに検索結果とともにページの上部もしくは下部に表示し、キーワードによっては複数の広告が掲載されます。
この掲載の順番はどのように決まっているのでしょうか?
複数の企業がそのキーワード掲載を希望しているときは、掲載される場所を決めるための競り(入札)が行われています。その競り(入札)の結果で上から順番に掲載されます。
その順番は下図のようになります。
※広告が6箇所掲載できる場合
競り(入札)だから、高い金額で掲載の希望をしたら1番目に必ず掲載されるのでは?と思うかもしれません。しかし、それは間違っていて、金額は上位表示の要素の一つです。
リスティング広告の掲載順位の決め方は広告ランクというポイントの数値の結果で決まります。 その広告ランクの算出の仕方が以下となります。
広告ランク = 上限クリック単価 × 品質スコア
上限クリック単価は、競り(入札)の金額のことを指しています。
1クリック最大いくらまで支払いますという金額です。
品質スコアは、媒体(この場合は検索サイト)が算出する数値となっており、1~10の10段階評価となっています。
品質スコアは複数の項目を加味して評価しています。
その項目は多数あり、すべての項目が公表されているわけではありませんが、「媒体が算出した広告の推定クリック率に対して高いか低いか」、「広告と検索キーワードの関連性が高いか低いか」、「リンク先の品質スコアが高いか低いか」などがあげられます。
品質スコアは、掲載開始後に媒体社からレポートとして表示される項目となっているため、事前に確認はできません。
また、すべてのキーワードに対して評価の結果がでるわけではなく、結果がでていないキーワードに対しては「-」というような記載の仕方で表示されます。
筆者の経験上の感覚では、ある程度の表示回数やクリック数が出ているキーワードに対して評価の結果が算出されていることが多い傾向となっています。
複数の項目を加味しているため、これを行えば絶対に品質が上がるというような王道パターンはないですが、以下のポイントを含めて実施することを推奨しています。
●設定するキーワードを含めたテキスト内容にする
(クリックを促す、クリックしたくなるような訴求のほうがなおよし)
●広告のオプション機能をすべて設定する
広告のオプション機能に関しては、多くの種類があり、流入させるサイトによっては一部しか設定できないこともあります。そのため、可能な限り設定することを推奨しています。
※広告のオプション機能の詳細に関しては、次回以降で紹介します。
今後、リスティング広告の設定を確認するときに広告、検索キーワード、リンク先が本当にマッチしているか?を意識することでリスティング効果を高めることができると思いますので、ぜひ参考にしてください。
リスティング(オンライン)広告についてのお悩みや課題がございましたら、是非一度、ご相談ください。貴社の課題解決につながるご提案をお話しさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。