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リテールテックJAPAN 2019に行ってきました!(後編)& SECURITY SHOW 2019訪問記

2019年3月5日(火)から8日(金)の4日間、東京有明の国際展示場(東京ビッグサイト)で開催された第35回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2019」。今回はその後半をご紹介するとともに、
併設されていた「SECURITY SHOW 2019」の模様もあわせてご紹介します。


まずはリテールテックの続きを見ていきましょう。

TECこと東芝テックのブースです。
小売業のあらゆる課題に応えるトータルソリューションプロバイダーとして、飲食店、量販店、専門店など、業種ごとに細分化された課題と解決策を提案。

業種ごとに細かくコーナー分けされており、ここは飲食店、ここは専門店といった具合に、巨大なブースがさながらひとつのショッピングモールのようでした。


少し違う角度からのソリューションを展示していたのがSmartHRのブース。


こちらはHR Tech (Human Resources Technology)—つまり人事・労務系の業務改善を行うクラウドプラットフォームです。
今後ますます進む少子化時代への備えとして、またさらなる生産性の向上のために、人材の有効活用や正当な人事評価が重要。そうした課題を背景にHR Techはあらゆる業種で導入が進んでいます。

小売・流通業は、ニュースでもたびたび報道されている通り、人手不足が深刻な課題です。また働き方改革が求められているということで、今回リテールテックに出展されたそうです。


QRコードの開発、リーダー端末でおなじみのデンソーウェーブ。
端末がずらりと並ぶ様子はさすがに壮観です。


QRコードの新たな用途として、話題のスマホ決済をはじめ、QRコードを使った顔認証などを数多く提案。RF-IDを使った在庫管理や商品履歴管理なども実演していました。

またFA系の展示会でよく拝見するロボットアームも登場。店舗業務における人とロボットとの協働作業を提案していました。


NTT東日本はAI&IoTゾーンに出展。
リモート監視映像でのセキュリティや画像認識による在庫管理などの実演を行っていました。


日本マイクロソフトのブースでは、AI や IoT など最新のテクノロジーとデータを活用した次世代店舗モデル「Smart Store」の体験展示を行っていました。
イオン、トライアル、ローソンとのコラボレーションで、近未来の買い物体験や店舗運営を体験することができました。


日本マイクロソフトの流通業向けビジョン「Intelligent Retail」ステージでは、発表されたばかりだったMRデバイス「ホロレンズ2」のプレゼンシーションを行い、多くの聴衆を集めていました。


オムロンのブースでは、IoTとセンシングテクノロジーを活用した事例を紹介。
なかでも実演していたエッジAIの顔認証カメラアプリは、スマホやタブレット単体にアプリをインストールすれば、登録された顔認証が実現できるほか、写真などを利用したなりすましを防止できる優れものでした。


小売・流通業がいま、非常に数多くの課題に悩んでいらっしゃるのがわかったと同時に、1人の消費者としてお店の姿やショッピング体験が今後大きく変わっていくということが理解できました。


というわけでリテールテックを後にし、併設されていた「SECURITY SHOW 2019」も見学してきました。



SECURITY SHOWは、映像監視や入退管理を中心に、街や社会の「安全・安心」を実現する製品・サービスが一堂に会する日本最大級の展示会です。
防犯カメラ、テロ対策、サイバーセキュリティから、オフィスの管理まで、最新の安全管理製品やサービスが出展されています。

会場の様子です。
セキュリティ、監視、社会の安全と安心というシリアスな社会課題を扱っているためか、リテールテックに比べるとどことなくぴりっとした空気が流れていました。

セキュリティのイベントらしくブース内の写真撮影は基本禁止。
そのため写真は基本遠くからとなります。ご了承ください。


会場内にいきなり城が現れてびっくり。
シェア国内トップクラスの防犯カメラ専業メーカー、日本防犯システムのブースでした。



おまけにコンパニオンさんは袴姿。世界観が凝っています。

ブース内では360度カメラによる監視システムを展示。1台で全周囲をカバーし、映像処理でパンやズームも自在など国内メーカーならではの性能の高さをアピールしていました。


こちらはクマヒラのブース。
セキュリティシステムから金融機関向けの金庫室設備までをカバーする総合セキュリティ企業です。
液体検査や金属探知といったセキュリティ向けのソリューションを幅広く展示していました。


三菱電機は、カメラを使った災害対策、映像解析、見守りなど、インフラ向けから家庭向けサービスまで幅広く展示。


吉田沙保里などのCMでおなじみ、ALSOK(綜合警備保障)のブース。
オフィスセキュリティ、ホームセキュリティ、警備員くらいの知識でしたが、公共施設やインフラのセキュリティ監視、ロボットによる無人監視など、幅広いサービスを提供していることを知りました。


それにしても多かったのが監視カメラや映像解析のソリューション。
そして主流は4K対応。セキュリティの要求上、驚くほどに映像が鮮明です。4K/8Kはテレビよりも早くセキュリティ分野で普及していきそうです。

また監視カメラの本場、中国からの出展も目立ちました。 ちなみに中国の公共監視カメラの台数は、いま2億台とも3億台とも言われ、2020年には4億台、2022年にはなんと27.6億台になるという予測もあります。
※出典:一人当たり監視カメラ2台が作動 AI監視大国・中国




最後に変わり種の展示物を2つご紹介します。

ひとつ目が護身用品を扱うTMMトレーディングで見つけた「槍型スタンガン」。


話をうかがってみると、学校や施設内に武装した人間が侵入して殺傷するテロ事件、新幹線車両内での通り魔などの凶悪事件を見て、職員やスタッフによる自衛・自警の手段として開発したものだそうです。

「出力は絞ってあるので体験してみますか?ちょっとだけ痛いですけど」 と体験デモを誘われましたが、ありがたくお断りしておきました。


こちらはセキュリティデザインという会社が参考出品していた「ドローンジャマー」。
不法侵入してきたドローンに電波を照射して強制着陸させるものだそうです。
ドローン犯罪が増えてくると、こういう備えも将来は必要になるのでしょう。


普段生活していると、安全で安心な暮しは当たり前と考えがちです。ですが実は多くの脅威にさらされており、陰で守っている無数のサービスや企業によって安全と安心は支えられているのだということをSECURITY SHOW は実感させてくれました。


>> リテールテックJAPAN 2019に行ってきました!(前編)

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