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2019国際ロボット展に行ってきました!(前編)



2019年12月18日(水)~21日(土)の4日間、東京ビッグサイトで開催された「2019国際ロボット展」を訪問してきました。
同展示会は2年に1度開催される世界最大級のロボット関連製品・技術のトレードショーです。今回は637社・団体が合計3060小間で出展するという過去最大規模での開催となりました。
産業用からサービス用まで最新ロボットが一望できるということで、4日間通じて14万人を超える来場者を集めました。


過去最大規模ということもあり、今回は青海ホール、西ホール、南ホールを使っての開催。例年たくさんの来場者を集める注目企業のブースが全館にバランスよく分散しているため、海外の大きなトレードショーのように無料バスなどを使って会場間を移動する必要があります。

まずは青海ホールから見学することにしました。まだ昼前だというのに西ホール、南ホールに向かう無料シャトルバスは長蛇の列でした。




初日の午前中ですが会場はすでになかなかの混雑です。

最初に目についたのがダイヘンのブース。



搬送→ハンドリング→加工→組立までの流れをすべてロボットが行う完全自動組立システムを実演していました。

下は参考出品されていた無人搬送車AiTran400。AIを使った自律走行、非接触給電による24時間稼働、台車とロボットアームとの連携をアピールしていました。


続いては、ファナックのブース。毎回巨大な物体を持ち上げて見せる力技でおなじみ。前回は乗用車を持ち上げていましたが、今年はこれ。

エアバスA380のエンジンカバーを高々とリフトアップ。そして軽々と回転させていました。最大積載量1.7トンという世界最大級のロボットだそうです。
スケールが大きいので来場者の絶好のフォトスポットになっていました。

この他にも大がかりな自動車の組立ロボットから、さまざまな業種に対応する作業ロボット、双腕ロボット、人との協働ロボットなど、多くのロボットが展示されていました。


こちらも広大な川崎重工業のブース。


こちらも自動車の組立、溶接、シーリング、塗装を行う一貫工程をデモ。


下は等身大ヒューマノイドロボット「Kaleido」。お芝居形式で瓦礫除去や災害救助のデモを行っていました。ごつくて頼りがいがありそうです。



スカラロボットやロボットアームに自走機能を追加したモデルもデモを行っていました。

川崎重工業さんに限らず、今回は各社とも無人搬送機能とロボットアームの一体型を紹介して、人手不足に対する完全無人化ソリューションを強く提案していたように感じました。
またボディやアームのデザインやカラーリングも、工場だけでなく、オフィスや病院などさまざまな環境にすんなり溶け込みやすいよう、ずいぶん洗練されたものが増えたようです。


さて、国際ロボット展の見どころといえば、なんといっても工夫をこらした各種デモ。


川崎重工業では、カメラで来場者の顔を認識し、その似顔絵を風船の上に描くデモを行っていました。画像認識、AI、風船のハンドリング、柔らかな面での正確な動作、曲面への追従性など、数々の最新技術を楽しみながら体験できました。


ABBのブースにやってきました。

ABBのロボットは繊細で優しい動きが特長という印象がありますが、今回のデモでは腕時計の組立を行っていました。人間の手作業でなくてはまず無理と思われる柔らかい素材の腕ベルトの加工や部品の取付を器用にこなすシーンを眺めていると、ロボットの進化を実感できました。


オムロンのブースでは、おなじみの卓球ロボットがさらに進化して登場。


その秘密がこのコントローラー。あれだけ細かい動きをしているのにも関わらず意外とシンプルなので驚かされます。


ブース内では、各工程の課題毎に的確なロボットソリューションを提案できることをアピールしていました。


気づくと、頭上からロボットが見下ろしています。
そしてモニターではロボットのアニメーション。

なんだろうと思ったら、日本ベアリングのブースでした。


新開発ローラーガイド「EXRAIL」のイメージキャラクターのトランスフォームロボだそうです。 EXRAILを主人公にしたアニメも4話まで作られており、YouTubeで公開されています。とても本格的なロボットアニメで驚きました。こちらからご覧になれます。
https://www.youtube.com/channel/UCLFrDXqVXHM4iedhQ50w49Q


こちらはホイールやスチール製品で有名なトピー工業のデモ。


悪路走破性の高いクローラーロボットを、急な坂道や溝のある路面で走らせていました。伺ってみると、クローラーロボットはもともと東日本震災時に開発したものだそうです。これまでのノウハウを活かして、新規事業として屋外搬送車、農業用ロボット、点検ロボット、災害用ロボットなどに展開・正式に市場参入したいそうです。
テストマーケティングも兼ねているとのことで、来場者に熱心に意見を聞いておられました。


こちらは韓国パビリオン。
かっこいいドローンが置いてありました。
積載量や実用性ももちろん気になりますが、やはりスタイルは大切なポイント。


プログラミングロボットもいろいろあって、この一角はちょっと秋葉原感がありました。



下は専門商社の山善のブースです。ロボットや生産設備のSIerとしても活躍していらっしゃいます。顧客に直接対応する立場であるため、やはりソリューションは具体的。

スローガンは「かけ算する商社」。多くの専門部門を持っているという強みがよく出ていて、うまいことを言うなあと感心しました。


三菱電機システムサービスではe-Factoryをテーマに工場のIoT化を提案。

また協働ロボットの例として、コンビニをイメージしたシーンを設定し、商品ピッキングから、決済、POP管理までをロボットが行うデモを行っていました。店舗の省力化や無人化にむけて、製造業だけではなく流通業もロボット導入に積極的なようです。


小さなブースでしたが、優れた技を見せていたのがヤナギハラメカックス。

行っていたのは、紙のピッキングと搬送です。バラの大判の紙の束を運んでみると分かりますが、重くて曲がりやすい紙をきちんと整えたまま運搬するのはとても面倒。器用に紙を取って運ぶロボットの動きは、これぞ制御と調整の技術の結晶という印象です。


こんな分野にもロボットが、と驚いたのがこれ。
牡蠣の養殖を行う時、ホタテなどの貝殻に小さな穴を開けて紐に通して、下の写真のようなものを作るのだそうです。


その数は、大手の養殖業者さんでなんと年間2億個!
人手でやっていてはもうどうにもならないというので、牡蠣の貝殻にピアスのような穴を開けるために開発されたのが、このロボットです。割れを防ぐためにそこそこ高出力のレーザーで穴を開けているそうです。
人手不足が深刻化していくなか、農業とロボットの関わり今後もますます強くなっていくことでしょう。農業という地元に根ざした産業を支えていくために、ロボットメーカーにもますます頑張っていただきたいです。


青海会場だけでも見どころ満載でしたが、西ホール、南ホールでは、さらに多くの最新ロボットが待っています。では後編へと続きます。


>> 2019国際ロボット展に行ってきました!(後編)

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