
「2017国際ロボット展」の開催報告も今回が3回目、最終回です。
まだまだたくさんのブースを紹介させていただきたいのですが、本当に申し訳ありません。筆者の目にとまったブースを最後にドッとまとめさせていただきます。
まずはイグスさん。ドイツ発祥のメーカー、特にプラスチック製のペアリングを目玉に、このロボット展に出展されていました。「プラスチック製のベアリングって大丈夫なの?」と思った方もいらっしゃると思います(私もそうでした・・・)。ところが、ヨーロッパでは既にフェラーリやポルシェなどに平均して40個のイグス製プラスチックベアリングが採用されているとか(引用:会場内で配布されていた特別企画の案内書(日刊工業新聞社刊))。日本では金属製ベアリングが主流の中、軽くて丈夫、しかもメンテナンスフリー。今後の日本メーカーの採用動向に注目です。
お次は、こちらも外資系企業でスイスのチューリッヒに本社があるABBさんです。ABBさんと言えば、一昨年の前回のロボット展で公開された双腕型協働ロボット「YuMi」がとても話題になりました。今年はその流れをくむ小型の単腕型ロボットが展示されていて、デモンストレーションでは大勢の来場者がその様子をカメラに収めていました。
ブースの奥の方にお邪魔したら、残念ながら見学者は少なかったのですが、黙々とおせんべいを並べて頑張っているロボットに遭遇。私とあまりにも存在感が同じのため、共感して思わず、パチリ!
残りは画像中心で、すみません・・・。
THKさんのブースには、女性の受付ロボットが来場者のあらゆるリクエストに、手際よく対応してたのがとても印象的でした。
ナブテスコさんのブースでは、「RVW」シリーズが動いていたので、ちょっと見てきました。このロボットは前にも、横にも縦横無尽に移動、搬送ができる、力がありそうなロボットです。産業界のみならず、災害時の対応や介護の分野などに、幅広く活躍できるのではないかと思いました。
トヨタ自動車さんは、ヒューマノイド型ロボットの「T-HR3」とそのマスター操縦システム(画像右)です。
「パートナーロボット」という言葉が、これからの私たちの生活に自然と溶け込む時代も、そう遠くはなさそうです。
最後は、会期中に国際展示場正門駅に掲示されていた広告です。ゆりかもめ沿線を中心に色々と調べてみたのですが、今年はこの日本ベアリングさんの駅貼りしか見つけることができませんでした。もし「他にもあるよ!」とご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください!
「その3」は以上です。最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
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