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CEATEC 2019に行ってきました!(前編)


2019年10月15日(火)から18日(金)の4日間にわたり幕張メッセで開催された「CEATEC 2019」を訪問してきました。
今年で20回目を迎えるCEATEC。これを期にイベント名からJAPANが外れました。よりグローバルに向けて発信する展示会へと発展させていきたいという、主催者側の狙いからだそうです。
主催者発表によれば、出展社数は787社/団体、4日間通しての登録来場者数は144,491名にのぼり、連日大混雑でした。


会場に入る前にまずはMAPを確認。

これまでは社会ゾーン、部品ゾーンという具合に、エリアがホール毎に1箇所にまとまっていましたが、今回は全館を使ってエリアを区切っていました。
ちなみに青いエリアが「トータルソリューション」、オレンジ色のエリアが「Society5.0 TOWN」、黄緑色のエリアが「スマートX」、紫色のエリアが「デバイス&テクノロジー」です。

テーマ毎に見ていこうとすると、Hall2からHall8までを何往復もすることになりますが、このあたりは「特定のエリアだけでなく、すべてをバランスよく見てもらいたい」という主催者側の新たな試みだったように思います。


入り口前にはCEATEC AWARDの発表も。




興味深いものばかりです。後でブースを訪問して実物を確認してみるとしましょう。


館内は午前中だというのに、もう混み始めています。


会場のあちこちにステージが設けられており、新進気鋭の企業や団体が自分たちをPRしていました。


まずは青い絨毯を目印に「トータルソリューション」のエリアを歩いてみます。
最初に目についたのは、Microsoft。

「インテリジェントエッジとインテリジェントクラウドによるSociety5.0」と銘打ってソリューションを展示。
エッジコンピューティングとAzureクラウドとの連携により、オフィスやワークスペースのスマート化など、さまざまな業種への対応をデモしていました。


続いては、いよいよプレサービスが始まった5Gを全面的に押したNTTグループのブース。
力が入っています。


ブース全体。さすがに5Gの注目度は圧倒的です。


プレサービス開始に合わせ、会場に5Gアンテナを設置してブース近辺を5Gエリアに。
来場者は5Gを実際に体験できました。


技術資料にも人だかり。本格サービス開始は来年の春を予定していますが、エリアの問題もあり、しばらくは4Gと相互補完するサービスという位置づけで展開していくそうです。


当然、端末も必要ということでプレサービス対応の各社スマホも勢ぞろい。動作はしますが、あくまでプレサービス体験用なのでこのまま市販はしないとのこと。春のサービス開始が楽しみです。


NECのブースで来場者のど肝を抜いていたのが、

空飛ぶクルマの展示。

もちろん試作品ですが、工場敷地内での実際のデモ飛行映像を放映していました。
クルマを開発するというわけではなく、やがて来る空の移動の実現に向け、情報基盤や管理基盤を構築するための情報収集目的の試作機だそうです。


三菱電機のブースは、SDGs(持続可能な開発)をテーマに手が届きそうな未来技術がたくさん揃っていました。


コンセプトカー EMIRAI4 (2019)。


乗車→運転→降車に至るまでの近未来のモビリティ体験も大人気でしたが、実用性があって想像以上に楽しかったのが

「AR技術応用 多言語対応 空中しゃべり描き」。

題名にすると長いですが、要するにしゃべった言葉を日本語や外国語にテキスト化し、それをAR技術で空中に表示させるというスマホアプリ。
音声のテキスト化、クラウド翻訳、文字表示、ARというよくある技術を組み合わせたものですが、話した言葉が渦巻き形や立体的に実際の風景に重なるのが新感覚で、新たな用途を予感させてくれました。


KDDIも5Gをフィーチャー。こちらはサービス中心の訴求で、VR、ゲーム、観光、スポーツ、健康などの新たな用途を提案していました。


思いきり振り切ってきたのが、6年ぶりのCEATEC出展となったソニーのブース。



医療とライフサイエンスにテーマを絞っていました。

モニターにはさまざまな手術の様子が放映されていました。医療用シミュレータやダミーを使った映像とはいえ、出血もちゃんとします。血がダメな人は貧血を起こしそうな映像なのですが、徐々におごそかなものを見る気持ちになっていくのが不思議。

これは展示してあった細胞分析機器のひとつで、細胞を生きたまま観察するイメージング機器です。

いかにもソニーデザインという感じで美しかったです。


通路脇にあったタンスのようなもの、これは実は、

ASTINAが手がける自動で衣類を折り畳んで収納するタンス「INDONE(インダン)」。
お話をおうかがいすると、家庭用途はもちろん、ランドリーやリテールもターゲットにしているとのことでした。自動折り畳み機は現れては消え、なかなか実用化してくれませんが、早く普及してくれるといいですね。


大賑わいしている日立製作所のブース。


白を基調に上品で洗練されたブースを通りすぎると


全身でデジタルトランスフォーメーション(DX)を表現している富士通のブース。

どんな展示物があるのか入っていくと

歌とダンスがお出迎え。
デジタルテクノロジーによる変革をミュージカル仕立てで紹介していました。

具体的な展示物で目立ったのは

3Dセンサで競技者の動きをキャプチャし、AIによって定量的に自動採点するシステム。 CEATEC AWARD を受賞していました。

多くの成果を上げたスーパーコンピュータ「京」の引退と、その後継として期待される新型「富岳」の紹介もしていました。

この他にも5G、AI、量子コンピュータなど最新テーマの展示を行っていました。


いきなりベッドがあって、ここはイケアかニトリかと思ったら

パラマウントベッドのブース。 「アクティブスリープ」「眠りの自動運転」という魅力的なスローガンが並びます。ベッドを見ているうちにだんだん眠くなってきたので退散。


なにか怪しげなオブジェのようなものがあるので、近づいていくと

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「超電導量子アニーリングマシン」がありました。今話題の量子コンピュータの一種です。

じっくり見るのは初めてでしたが、最先端中の最先端分野ながら、ディテールはレトロでゴシックでどことなくマッドで、見れば見るほど趣味的な形です。

実際お聞きしてみると「求められる性能や機能を追っていった結果、こういう素材や形状になってしまうので、決して趣味ではありません」とのことでした。


いきなり現れる漆黒のブース。次世代3Dプリンター技術を扱う米国Carbon社です。

創立6年ほどのスタートアップ企業ながらスポーツ用品、自動車部品などの実績があるそうです。

日本でも、たとえば

JINSの高級ブランドのフレームに採用され店頭に並んでいます。


行列ができているので覗いてみると、ゲームセンターのようなアトラクション。

3D VR系ソフトウェア企業 フォーラムエイトの360度VRのデモでした。かなり過激な飛行デモを行っていました。


では「トータルソリューション」のエリアはこのくらいにして、「Society 5.0 TOWN」に行ってみましょう。

こちらのエリアは「2030年の街」をテーマにしています。


会場のいたるところで見かけた不思議な生き物、というかロボットたち。
にょろにょろ歩いています。


avatar-in(アバターイン)のブランドを大きく出していましたが、航空会社であるANAホールディングスの出展物というので驚きました。


ロボットではなくアバター(分身)で、名前は「newme(ニューミー)」といいます。
映画のアバターのように、インターネットで遠隔地のアバターロボットと融合し、物理的距離や身体的制約なく、リアルな体験ができることを、ショッピング、フィッシング、作業、介護など具体的なシーンで提案していました。

会場の人気者だったこともあり、CEATEC AWARD受賞も納得です。

既に2020年4月のサービス化に向けて国内数か所で実証試験が行われているそうです。
オリンピック期間中活躍を目にする機会があるかもしれません。


LIXILのブース。一番注目を集めていたのは

トイレからのお便り。病院や高齢者施設のためのAIによる便の自動判定です。
患者や高齢者の排便状況、便の色、形状、大きさなどの状態をAIで自動に判定、記録し一括確認できるそうです。


Japan Taxiも出展していました。
ちなみにJapan Taxiはタクシー配車アプリやデータサービスを行う企業。
タクシー車両の名称がJPN TAXI だそうです。


全国津々浦々を走り回るタクシーだからこそ取得できるさまざまなデータの有効な活用例を紹介。


もちろんじっくり車内も観察させてもらいました。運転席は多機能ですが堅牢そうに作られています。モニターが多くてけっこう大変そうではありました。


透明スクリーンでVTuberが出迎えてくれたのは

大日本印刷のブースです。



今回のCEATECではVirtual Experience galleryと銘打ち
バーチャル体験が普及することによる新たなサービスの提案を行っていました。

たとえば下はVRショールームとバーチャル接客です。

ネット通販は、現在でもチャットボットサービスがありますが、一歩進んで積極的な提案や接客が可能になるかもしれません。


バンダイのブースです。このロゴマークを見ると一気にエンターテイメント色が強くなります。


ザクIIを発見。「ジオニック社 公式MS講習コース」。
ガンダムの世界観のなかで、ロボティクスやプログラミングの概念を学ぶ、れっきとした教育キットだそうです。題材が題材だけに大人も買っていきそうです。


この他にも三菱地所や


凸版印刷、清水建設など、普段はなかなか一堂に集まる機会のない企業がたくさん出展して、各社個性的な展示を行っていました。


この他に、会場周辺の公道で、自動運転バスが実際に乗客を乗せて走る実証実験を行っていました。またMaaS(Mobility as a Service)の体験ということで、乗合タクシーのサービスも行っていました。


展示の充実ぶりがすごいので、まだ半分しか見ていません。 残りの「スマートX」「デバイス&テクノロジー」は次回へと続きます。


>> CEATEC 2019 横浜に行ってきました!(後編)

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