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オートモーティブ ワールド 2019に行ってきました!(前編)

「オートモーティブ ワールド クルマの先端技術展」が、2019年1月16日(水)から18日(金)の3日間、東京有明の国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されました。
オートモーティブ ワールドは、自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展する総合展示会です。



テーマ毎に上の写真の6つの展示会で構成されており、今回は合計1,002社が出展。エレ、メカ、材料、加工、エネルギー、情報通信など、自動車産業の裾野の広がりを改めて実感させてくれる大規模な技術展でした。

会場となった東京ビッグサイト東ホールでは、エレクトロニクス開発・実装展「ネプコン ジャパン」も同時開催されており、会場は通路が歩けないほどの盛況ぶりを見せていました。



まずは国際カーエレクトロニクス技術展からご紹介します。

新電元工業のブース。
電源やパワーエレクトロニクス関連の名門メーカーですが、1年半ほど前にロゴマークを一新。ずいぶんと印象が変わった気がします。

自動車を模したモデルが展示してあり、急速充電、非接触充電、充電ソケット、パワステ、ヘッドライト部など、車載関連技術の広範さをアピールしていました。



VISHAY-ビシェイ。
ディスクリート半導体や電子部品で広範なラインアップを持つグローバル企業です。


パワー、モータ、センサなど多様な部品を展示していました。
部品の働きや特長は伝えづらいものですが、カメラとARを使ってわかりやすく展示していました。



アナログ・デバイセズのブース。


ADAS、LED、電源やバッテリー、車体制御、センサ、メータクラスタなど、次世代自動車の要請にマッチする多様なソリューションを展示していました。





ロームのブースでは、今年のフォーミュラeマシンに採用されているSiCインバータの実物を展示。そのほかインパネに主要な半導体ソリューションを組み込んで「自動車に対して何ができるのか」をわかりやすくデモンストレーションしていました。





村田製作所のブースでは、自動車のトレンドである「CASE(Connected、Autonomous、Shared/Service, Electric)に対応したソリューションとして、センサ、通信モジュール、電池関係など多様な部品を展示していました。


なかでも、目についたのが「たわみセンサ」。ハンドルに搭載することで筋肉の微小な振動まで検知するそうです。


ネクスティ エレクトロニクスのブース。
2017年にトーメンエレクトロニクスと豊通エレクトロニクスが合併して誕生した巨大半導体商社です。

ブースでは2018年11月から始まった準天頂衛星システム「みちびき」を用いたサービスに対応したGNN受信機を展示していました。経済産業省と協力して、オーストラリアやタイで走行データ収集や渋滞緩和など自動運転の実証実験を行っているそうです。



旭化成のブースでは、コンセプトカーが相変わらず大人気でした。2018年にはドイツのデザインアワードを受賞したそうです。

目についたのが、「臭いセンサ」。臭いの正体や臭いの強さを可視化します。ちなみに下の画像はみりんの臭いを可視化したものだそうです。
車載向けではアルコール検知を想定しているそうですが、自動車以外にもいろいろな分野で使えそうなセンサです。


では次に、「EV・HEV駆動システム技術展」へと移動します。

DANA ――デーナ。 米国の自動車部品メーカーでドライブトレイン分野を得意にしています。

モータドライブシステムの実物モデルをはじめ、さまざまなパワートレイン分野の製品を実物展示していました。実物があるとやはり説得力が違います。


米国の自動車部品メーカー、ボルグワーナーのブース。


ターボ技術では世界トップクラスですが、今回はEV向けの一体型電動パワートレインモジュールを前面に展示していました。これはモータ、インバータ、トランスミッションを一体構造にしたもので、非常にコンパクトです。


ニチコンのブースです。
EV, HEV向けの多様な展示のなかで目をひいたのが「パワー・ムーバー」。

充電ではなく、EV, PHV、燃料電池車から電気機器に電力供給を行うための装置です。災害時の電力喪失時、あるいは避難時に、車を電力源として活用することができます。



ケーヒンのブースでは得意の電子制御技術を紹介。

バッテリーマネジメント、パワーコントロール、エンジン制御など、さまざま電子制御ユニットをステージで紹介していました。このほかにもEVの熱のマネジメントをデモンストレーションしていました。


Nidec -日本電産はモータ、インバータ、減速機一体となった各種トラクションモータユニットを出展。



この他にも、各種モータ、アクチュエータ、パワステ、インバータ、ポンプ、触覚デバイスまでラインアップし、多彩なソリューションをアピールしていました。


というわけで、足早にご紹介しましたが、さすがに1,002社もあると、まだ半分も回れておりません。まだまだ注目すべき企業はありますので次回へと続けたいと思います。

>> オートモーティブ ワールド 2019に行ってきました!(後編)

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